2021年03月28日のニュース・クリップ

中国芸能人ら、ウイグル批判に反発 外資とCM解消続々: 日本経済新聞

「中国を汚すような行為は許せない」。スウェーデンのへネス・アンド・マウリッツ(H&M)と契約を結ぶ女優の宋茜さんはSNS上にこのような声明を出し、H&Mとの契約を終了すると公表した。H&Mでは少なくとも、宋さんを含む3人が関係を解消した。
騒動のきっかけとなったのは24日に突如、H&Mの商品が大手ネット通販のサイトで検索ができなくなったことだ。H&Mが過去に、新疆ウイグル自治区に工場を持つ中国企業との取引を停止すると表明したことが影響しているとみられる。
騒動はH&Mにとどまらず、中国でビジネスを展開するほとんどの外資系アパレル企業に飛び火している。米ナイキや独アディダスのほか、英バーバリーでもH&Mと同様に俳優などが契約を打ち切った。アディダスでは10人以上が契約終了を公表している。

CNN.co.jp : 豪産ワインへの制裁関税を最終決定、最大218% 中国

中国政府は28日までに、オーストラリア産ワインに対し116~218%の反ダンピング(不当廉売)の制裁関税を5年間にわたって課すことを最終決定したと発表した。
今月28日から適用される。……中国は最近まで豪州産ワインの最大の輸入国だった。豪州のワイン業界団体のデータによると、中国への輸出額は昨年12月にはほぼゼロの状態に落ち込んでいた。

仏ルーブル美術館、全所蔵品約50万点をオンライン無料公開へ:AFPBB News

仏パリのルーブル美術館(Louvre Museum)は26日、同館の全所蔵品約50万点の画像や情報を無料でオンライン公開すると発表した。
 世界で最も訪問者が多いルーブル美術館は、オンラインサイトを大幅にリニューアルし、その一環として同館のサイト(collections.louvre.fr)上でデータベースを作成し、48万2000点の作品を登録。このうち4分の3以上の作品に関しては、すでに画像と情報が表示されるようになっている。

電気自動車、ノルウェーでは新車の過半に: 日本経済新聞

新型車効果や各国の補助金の後押しで、電気自動車(EV)販売は世界で急拡大している。特に欧州は主要18カ国のEV販売台数が2020年に72万台と、19年に比べ倍増し全体の販売台数の7%に達した。ノルウェーでは新車販売の54%がEVだった。……EV普及には急速充電器などインフラ網の整備のほかにも課題がある。まず消費者から見ると車種の選択肢が少ない。また充電池が高価なため、補助金なしではガソリン車より割高になる。それでもスウェーデンボルボ・カーが3月、30年までに新車販売を全てEVにすると表明するなど、既存・新興メーカーを問わず脱炭素をにらんだ動きが加速している。

トナカイ守りたい 北極圏の町、夏の五輪招致に「挑戦」:朝日新聞デジタル

2032年夏季オリンピック(五輪)・パラリンピックの招致争いで、北極圏の小さな町に注目が集まっている。雪と氷に覆われ、「地球上で最も寒い町」とも呼ばれているフィンランドの「サッラ(Salla)」だ。なぜ、冬ではなく夏の大会に「手を挙げた」のか。……日本であまりなじみのないこの町は、サンタクロース村から東へ140キロほど行った北部ラップランド地方にある。面積は約5873平方キロメートル。人口は約3400人だ。
 真夏には一日中太陽が沈まない「白夜」となることがあり、真冬の気温はときに零下50度に達する。年間の平均積雪量は約100センチで、19~20年は約124センチが計測された。