2021年01月09日のニュース・クリップ

英ロンドンが重大インシデント宣言、コロナ感染「制御不能」 | ロイター

英首都ロンドンは8日、感染力が強い新型コロナウイルス変異種が国内で制御不能となり、病院が対応できない恐れがあるとして「重大インシデント」を宣言した。……重大インシデントは通常、攻撃や重大事故の発生時に指定され、特に「重大な被害、損害、混乱、または人間の生命や福祉、不可欠なサービス、環境や国家安全保障に対するリスク」などがある事態に適用される。
カーン市長によると、市内の一部地域では市民20人に1人が感染。救急車の搬送要請は1日最大9000件に上るという。

ポルトガル、新たなロックダウン検討 コロナ感染拡大で | ロイター

ポルトガルのコスタ首相は7日、新型コロナウイルスの感染拡大が続けば一段と厳格な制限措置を来週決定すると述べた。新たなロックダウン(都市封鎖)措置が導入される可能性があるという。……国内の新規感染者数は6日に1万0027人と過去最多を記録。7日には9927人増と過去2番目の多さとなった。感染者数は累計44万6606人、死者数は7000人以上となっている。

コロナワクチン確保、富裕国に自制呼び掛け WHO事務局長:AFPBB News

世界保健機関(WHO)は8日、経済的に豊かな国々に対し、新型コロナウイルスワクチンを早急に入手しようとして製薬会社と直接取引することはやめるよう強く要請した。
 WHOのテドロス・アダノム・ゲブレイェスス(Tedros Adhanom Ghebreyesus)事務局長は、最初の段階から富裕国が複数のワクチンの大多数を買い占めており、パンデミック(世界的な大流行)と闘っている他の国々が購入するワクチン価格が高騰する可能性があると指摘した。
 テドロス氏は、必要量を上回るワクチンを確保した国々に対し、超過分を手放してワクチンの確実で公正な分配を目指す国際プログラム「COVAXファシリティ(COVAX Global Vaccine Facility)」に提供するよう求めた。

世紀のスクープ「ペンタゴン・ペーパーズ」入手経緯 シーハン氏死去で米紙が公に - 毎日新聞

米紙ニューヨーク・タイムズ電子版は7日、84歳で死去した元同紙記者ニール・シーハン氏がベトナム戦争を巡る米国防総省の秘密文書「ペンタゴン・ペーパーズ」を入手し、世紀のスクープをした経緯を明らかにした。情報源の自宅から文書を勝手に持ち出してコピーしたという。……シーハン氏は2015年、自らの存命中は報道しない条件で、経緯を同紙記者に語った。

筑波大生不明、年内に公判へ フランス検察:時事ドットコム

フランス東部ブザンソンに留学中の筑波大生、黒崎愛海さん(東京都出身)が2016年12月に行方不明になった事件で、ブザンソンのマントー検事は7日、AFP通信に対し、黒崎さんを殺害したとされるチリ人の元交際相手ニコラス・セペダ容疑者の公判を年内に開始できそうだと明らかにした。当局による捜査がほぼ終了したという。
 マントー検事はAFPに対し、精神鑑定の結果、公判に臨む上での問題はセペダ容疑者には認められず、知力も「平均を上回る」と判断されたと説明した。