2021年01月15日のニュース・クリップ

アイルランド、法人税収が年20億ユーロ減も OECD税制改革で | ロイター

アイルランドのドナフー財務相は14日、世界的な税制協議で「極めて大規模な改革」がまとまれば、同国の法人税収は年間で最大20億ユーロ(約24億ドル)減少する可能性があるとの見方を示した。……昨年の法人税収は118億ユーロだった。アイルランド法人税率は12.5%と相対的に低く、諸外国からは、税制を不当に利用して多国籍企業を誘致しているとの批判が出ている。アイルランドでは労働者の10%程度を多国籍企業が雇用している。

スコットランド水産物の対欧州輸出遅延問題、解決可能=英食料相 | ロイター

1月1日以降、スコットランド水産物に漁獲証明書や安全性検査、輸出申請書など新たな要件が必要となったことから、複数のEU輸入業者が貨物の受け取りを拒否。輸出に大幅な遅延が生じており、漁業従事者がこのままでは資金繰りに窮すると訴える事態となっている。
ユースティス食料相は議会で、担当者がオランダ、フランス、アイルランドの当局者と問題の解消に向けた会合を行ったことを明らかにした……

拘束警告・刑事訴追…露、ナワリヌイ氏の帰国阻止に躍起 - 産経ニュース

何者かに毒物で襲撃され、ドイツで治療を受けていたロシアの反体制派指導者、ナワリヌイ氏が「17日にロシアに帰国する」と表明したことに対し、露政権が帰国を阻止しようとする動きを強めている。露司法当局は14日、同氏が帰国すれば即座に拘束する方針を明らかにした。ただ、実際に同氏を拘束した場合、国内外から強い批判を招くのは確実で、露政権は苦しい立場に置かれている。
 ナワリヌイ氏は13日、17日に航空便でドイツから帰国するとツイッターで表明。これに先立ち、今秋に予定されている露下院選に向け、反体制派勢力を支援する意思も示していた。

蠢動はじめたポスト・プーチン「ジリノフスキーのリスト」 | Foresight(フォーサイト)

ロシアの極右政党・自由民主党のウラジーミル・ジリノフスキー党首が昨年12月末、国営テレビの討論番組で、2024年の次回大統領選でウラジーミル・プーチン大統領の後継者が決まる可能性があると唐突に述べ、有力候補9人の名前を挙げた。ドミトリー・ペスコフ大統領報道官は、「仮定の話で、噂にすぎない」とコメントしたが、ベテラン政治家のジリノフスキー氏はしばしば政局を先取りする言動がみられる。
 政権担当21年になるプーチン大統領は、昨年の憲法改正2036年までの続投が可能になったが、ロシア社会は新型コロナ禍や経済停滞で閉塞感が高まる。昨年後半は大統領の健康不安説もネットメディアで報じられた。今年9月の下院選が大統領選の前哨戦となり、時代は「プーチン後」へ徐々に動き出すかもしれない。

「タンタン」原画、4億円 36年発刊の表紙案―仏:時事ドットコム

「タンタンの冒険」シリーズで知られるベルギーの漫画家エルジェの原画が14日、オンラインで行われた競売で320万ユーロ(約4億円)で落札された。フランスの競売商アールキュリアルが明らかにした。
 原画は大きさ34センチ四方。威嚇する龍の前で、主人公のタンタンと愛犬スノーウィが陶器製のかめに入って顔を出している。1936年に発刊された作品「青い蓮(はす)」の表紙案だったが、印刷費用がかかり過ぎるため実際には簡略版が使用された。