2021年01月30日のニュース・クリップ

米GDP、74年ぶりマイナス幅|【西日本新聞ニュース】

米商務省が28日発表した2020年の実質国内総生産GDP)速報値は、新型コロナウイルスの感染拡大が響き、前年比3・5%減だった。リーマン・ショック後に2・5%減を記録した09年以来、11年ぶりのマイナス成長に転落。減少幅は第2次世界大戦後の1946年に11・6%減に陥って以来、74年ぶりの大きさとなった。

トヨタが5年ぶり世界販売首位、コロナ影響軽微に抑えVW抜く | ロイター

トヨタは28日、20年の世界販売が前年比11.3%減の952万8438台と発表。スポーツ多目的車(SUV)「RAV4」など新型車が寄与したほか、コロナの悪影響からいち早く脱した中国の急回復などが奏功した。トヨタが年間世界販売でトップとなるのは15年以来で、16年からはVWが首位を維持していた。
VWは同15.2%減の930万5400台だった。地盤の欧州で感染防止のための都市封鎖が実施され、外出自粛や一時休業が響いたほか、同社最大の販売台数を誇る中国でも不振だった。……19年に3位だった日産自動車、仏ルノー三菱自動車の3社連合の20年の世界販売台数は23.2%減の779万8919台だった。

世界の金需要、20年は11年ぶり低水準 4000トン割れ: 日本経済新聞

2020年の金需要が11年ぶりの低水準に落ち込んだ。分野別の需要を合計した年間の総需要は19年比14%減の3759.6トンとなり、リーマン・ショック直後の09年以来初めて4000トンを下回った。……金の国際調査機関、ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)が28日公表した。20年の宝飾品需要は同34%減の1411.6トンと、統計を遡れる1995年以降で最低だった。……特に二大需要国である中国とインドの落ち込みが響いた。インドの宝飾品需要は315.9トンと過去最低。……産業分野も、コロナ禍での製造業の生産減少やサプライチェーンの混乱を受け301.9トンと同7%減った。

嘉納治五郎記念センターが昨年末で活動終了、五輪招致に関与 | ロイター

東京五輪パラリンピック組織委員会森喜朗会長が代表理事を務め、東京大会の招致活動にも関わっていた一般財団法人嘉納治五郎記念国際スポーツ研究・交流センター」が、2020年12月末に活動を終了していたことが分かった。……ロイターは五輪の東京招致を巡り、当時の招致委員会から電通の元幹部の会社や嘉納治五郎センターなどに、使途が明確でない多額の資金が支払われていたことを数度にわたって報じた。東京招致をめぐっては、今なお国際的な贈収賄疑惑の捜査が続いている。
同財団には、招致委員会から約1億4500万円が支払われていることが、ロイターが閲覧した同委の銀行口座記録に記載されている。この銀行口座の記録は日本の検察がフランス側に提供した。

ゴーン氏調査、逮捕10カ月前には実施 日産専務証言:朝日新聞デジタル

元代表取締役グレッグ・ケリー被告(64)の公判が27日、東京地裁であった。検察と司法取引したハリ・ナダ専務執行役員(56)が証人出廷し、ゴーン元会長が逮捕される10カ月前には不正の社内調査が始まっていたと証言した。……ナダ氏の証言によると、18年1月、川口均・元副社長から、今津英敏・元監査役が「ゴーンの不正を調べている」と聞かされた。調査内容は、元会長の家族の航空代金をめぐる問題だったという。
 しかし同年5月、川口氏から「ゴーンと対立してまで調べるほど深刻な行為はなかった」との調査結果を告げられた。ナダ氏は当時、元会長が19年までに退任すると確信しており、「違法」な未払い報酬の支払い実行を「阻止しなければならない」と思い、自身が関与した報酬問題などを順次打ち明けたという。