2021年02月10日のニュース・クリップ
▼北朝鮮、サイバー攻撃で2.8億ドルの仮想通貨獲得＝国連報告書 | ロイター
国連安全保障理事会の北朝鮮制裁委員会の下で制裁の履行状況を調べる専門家パネルは、昨年９月に暗号資産（仮想通貨）の取引所から２億８１００万ドル相当の資産が盗まれた問題について、北朝鮮との関連が強いとの見方を示している。
また、専門家は、被害者はセイシェルに拠点を置くデジタル通貨取引所「クーコイン（KuCoin）」の可能性が高いと指摘している。
▼ファイザー社ワクチン 1瓶から6回が5回に 接種人数減か - 毎日新聞
ファイザー製のワクチンは、1回あたり0・3ミリリットルの薬液を筋肉に注入する。厚労省によると、昨年12月に同社から「1瓶あたり6回接種を検討している」との連絡を受け、1月に正式に説明を受けたという。1瓶から6回分を採るためには、接種後に注射器の先端に残るワクチン量が少ない特殊な注射器を使う必要がある。
政府はワクチン接種にあたり、昨夏から注射器や針の確保を進め、既に2億数千万本の注射器を用意している。だが1月下旬、確保した注射器のほとんどが、特殊な注射器に比べて接種後注射器内に残る量が多いものということが判明。そのため、5回分を採取した後に瓶の中に残った量は1回分のワクチン量に満たないという。6回接種が可能な注射器も一部含まれるが、十分な数は用意できていない。……同社ワクチンの最小流通単位は1箱195瓶で、接種回数は1170回分から975回分に減る。
政府はファイザー社と今年1月、年内に7200万人分（1億4400万回分）のワクチンの供給を受ける契約をした。
▼WHO、武漢研究所漏えい説否定 新型コロナ起源解明で調査団 ｜ 共同通信
新型コロナウイルスの起源解明のため中国湖北省武漢を訪問中の世界保健機関（WHO）の国際調査団は9日、現地で記者会見を開き、中国科学院武漢ウイルス研究所からウイルスが漏えいした可能性は極めて低いとの見解を示した。……WHO専門家のベネンバレク氏は漏えい説に関して「今後は調査しない」とする一方、人にウイルスを広げた動物の調査が引き続き必要だとの認識を示した。
国際オリンピック委員会（ＩＯＣ）の公式ツイッターのトップ画像が、東京五輪・パラリンピックから来年２月開幕の北京冬季五輪に変わったことが分かった。１０日の衆院予算委員会で立憲民主党の田嶋要氏が指摘した。橋本聖子五輪相は「北京五輪が開催１年前になったということで切り替わった」と説明。ＩＯＣが東京五輪の中止に傾いたためとの見方を否定した。
▼LVMHはルイ・ヴィトンやティファニーだけじゃない!?フランスで強まる経済界のメディア支配…信頼低下の一因に：東京新聞 TOKYO Web
１９９０年代後半からメディア事業に参入したＬＶＭＨは０７年に日刊経済紙レゼコー、１５年にはパリジャンを買収し、昨年には写真週刊誌パリマッチやＥｕｒｏｐｅ１などを保有する複合企業「ラガルデール」の一部株式も取得。今や約２０媒体を影響下に置く一大メディアグループを形成している。
メディアに影響力を持つ億万長者はアルノー氏だけではない。月刊誌ルモンドディプロマティークが公開している各媒体のオーナー一覧表によると、長者番付２位で化粧品大手「ロレアル」を創業したベタンクール家は日刊紙ロピニオンに出資し、同３位で「グッチ」など高級ファッションブランドの統括グループ会長のピノー氏は政治週刊誌ルポワンを保有する。
ルモンドにはＬＶＭＨ会長アルノー氏の娘婿で通信大手「フリー」会長のニール氏（同９位）らが出資。同紙と並ぶ大手日刊紙フィガロは軍用機メーカーなどの複合企業を創業したダッソー家（同１１位）が保有し、哲学者サルトルが創刊した日刊紙リベラシオンは世界的財閥ロスチャイルド家の保有を経て米オークション会社「サザビーズ」オーナーのドライ氏（同７位）の影響下にある。
