2021年02月13日のニュース・クリップ

昨年の英成長、マイナス9.9% 新型コロナで過去最悪:時事ドットコム

英国民統計局が12日発表した2020年の実質GDP(国内総生産)速報値は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で前年比9.9%のマイナスとなった。記録を取り始めた1948年以降で最大の落ち込み。……1~3月期が前期比2.9%減、4~6月期が19.0%減と縮小。7~9月期は反動から16.1%増と伸びたが、10~12月期は1.0%増にとどまり、年間では19年の水準を大きく下回った。

大統領選巡り抗議続くベラルーシ、22年初めにも改憲国民投票へ | 毎日新聞

2020年8月の大統領選の結果を巡り大規模な抗議活動が起こったベラルーシのルカシェンコ大統領は11日、来年初めにも憲法改正国民投票を実施する方針を明らかにした。これまでルカシェンコ氏は改憲後の辞任を示唆していた。ただ、この日は「平和と秩序が戻り、抗議活動がないこと」を辞任の条件として退任時期は明言せず、続投に含みを残した。

雪にコーヒーかすをまく 塩の代わり―ポーランド:時事ドットコム

ポーランド南部クラクフで、融雪剤として道にまいてきた塩に代わって、コーヒーを入れた後に残るかすがまかれている。「環境に優しい上、予算も節約できる」と市当局は強調している。
 コロナ禍の現在、ポーランドの喫茶店は店内での接客は禁止。テークアウトしか認められていない。コーヒーかすの提供には市内の50を超える喫茶店が協力しており、この「困難な時期」に喫茶店を支えるためにも、市当局は市民に積極的なコーヒー購入によるコーヒーかすの確保を促している。

犬ぞりは誤り、観光業が作った間違いだらけの北欧サーミ文化 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト

ヨーロッパの極北地方は「サプミ(Sápmi、「サーミ人の土地」の意)」として知られ、約10万人の先住民サーミが暮らしている。……なかでも近年、シンボルになっているのが犬ぞりだ。……問題は、「犬ぞりは他の文化からの借り物で、1980年代にラップランド観光に持ち込まれた」ことだと、フィンランドサーミ議会」のトゥオマス・アスラック・ジュソー議長は話す。……犬ぞり観光は文化的に本物でないばかりか、トナカイを飼育するサーミの人々にも緊張をもたらしている。つながれていない犬や逃げだした犬がトナカイをおびえさせたり、襲撃したり、殺したりする恐れがあるからだ。……犬ぞりだけではない。伝統衣装を着たサーミ人ステレオタイプなイメージなど、この地方の先住民は、長年にわたって、真実と異なる姿で観光に利用されてきた。ヨーロッパ極北地方の観光の人気が高まり、スウェーデンラップランド地方の収入は、この10年間で86%も増加した。

仏紙ルモンドが1ページの訃報を載せた漫画家谷口ジロー - 産経ニュース

フランスの芸術勲章を受章し、描いた作品が欧州各国の合作で映画化されるなど海外で高い評価を受けている漫画家、谷口ジロー(本名・治郎)が69歳で亡くなって丸4年となる2月、画業50周年原画展が出身の鳥取県で開かれている。……テレビドラマになった「孤独のグルメ」(1994~2015年、原作・久住昌之氏)などとともに「遥(はる)かな町へ」(1998年)も展示された。この作品は2010年、舞台を鳥取県倉吉市からフランスに置き換え、フランス、ドイツなどの共同制作により映画化された。