2021年02月27日のニュース・クリップ

サウジ皇太子、カショギ記者殺害を承認 米が報告書 | ロイター

米国の情報機関を統括する国家情報長官室は26日、2018年に起きたサウジアラビア人記者ジャマル・カショギ氏殺害事件について、サウジのムハンマド皇太子がカショギ氏の「拘束もしくは殺害する作戦を承認した」とする報告書を公表した。……バイデン政権は、同報告書の公表を拒否していたトランプ前政権の路線から一転し、公表に踏み切り、米・サウジ関係再調整に向けたコミットメントを明示した。

世界の軍事費、コロナ禍でも過去最高水準に:AFPBB News

IISSが発表した世界各国の軍事力に関する年次報告書「ミリタリー・バランス(Military Balance)」によると、昨年の世界の軍事費は1兆8000億ドル(約190兆円)に達し、実質ベースで前年比3.9%増となった。……2020年の軍事費が世界で最も多かったのは米国で、7380億ドル(約78兆円)と全体の4割を占めた。
 中国は1933億ドル(約20兆円)で全体の10.6%を占めた。IISSは中国について、軍備を拡張し、艦艇の数を大幅に増やしていると指摘。南シナ海(South China Sea)への海洋進出などを要因に挙げた。

英政府、初の個人投資家向け環境債発行へ | ロイター

英政府は、2050年までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロにするという目標の達成に向けて、資金使途を環境分野に限定した世界初となる個人投資家向け環境債(グリーンボンド)を発行する。
調達資金で電気自動車(EV)の普及や再生可能エネルギー利用を促進する。
機関投資家向けのグリーンボンド発行も計画しており、スナク財務相が3日に予定されている2020/21年度予算案発表で明らかにする。……同政府は昨年11月、「グリーン産業革命」と題して、再生可能エネルギーの促進など10項目に120億ポンドを投じると発表した。

フランスで若者グループの抗争頻発…14歳2人が殺害される 背景に格差:東京新聞 TOKYO Web

フランスのパリ郊外で今月下旬、若者グループの抗争による死傷事件が立て続けに発生。いずれも10代前半の2人が死亡した。格差社会を背景にしたグループ間抗争が凶暴化、低年齢化している実態が明らかになり、仏全土に衝撃を与えている。
 仏メディアによると、22日に女子中学生(14)、23日には少年(14)が、いずれも抗争の最中に刃物で刺され死亡。複数の10代の少年らが逮捕された。捜査当局は両事件に関連性はないとみている。先月にはパリ市内でもグループ間抗争を背景にしたリンチ事件が起き、暴行を撮影した動画が報道されて大きな注目を集めたばかりだった。

IOC、豪ブリスベンを32年夏季五輪の優先候補地に選定 | ロイター

国際オリンピック委員会(IOC)は24日、オーストラリアのブリスベンを2032年夏季五輪の優先候補地に選定したと発表した。……インドネシア、中国、ハンガリーブダペストカタールのドーハ、独ルール地方なども誘致に関心を示している。