2021年03月27日のニュース・クリップ

独VW、元会長らに賠償請求 排ガス不正で:時事ドットコム

ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は26日、2015年に発覚した排ガス不正で、当時の経営トップだったウィンターコルン元会長と、VWの高級車子会社アウディのシュタドラー元会長に対して損害賠償を請求すると発表した。
 監査役会で、当時の経営責任者として注意義務を怠ったと結論付けた。請求額は不明。……ウィンターコルン元会長らは、米独の司法当局から詐欺罪などで起訴された。

仏外相、中国大使に抗議 学者侮辱と対EU制裁で:時事ドットコム

フランス外務省は23日、在仏中国大使館が仏学者を侮辱したとして、盧沙野・駐仏大使を呼び出して抗議した。AFP通信が報じた。ルドリアン外相は22日、ツイッターで「中国大使館の発言や、欧州の外交官に対する措置は許容できない」と批判し、欧州連合(EU)に対する中国の報復制裁についてもただす意向を示していた。
 盧大使は今月、仏上院議員団が今夏に台湾訪問を計画していることに対し、「一つの中国に反する」と主張して計画を取りやめるよう要請したと明らかにした。これを受け、中国外交専門の学者アントワーヌ・ボンダズ氏がツイッターで「紛れもない干渉だ」と批判。中国大使館はツイッターでこの発言を引用し「ごろつき」などとののしった。

100年以上公開されてこなかったゴッホの絵画 約17億円で落札 | NHKニュース

落札されたのはゴッホがパリに滞在していた1887年に描いた「モンマルトルの通りの光景」です。……25日、パリで開かれたオークションで競売にかけられた結果、フランス国内で落札されたゴッホの作品としては最高額とされる1300万ユーロ余り、日本円でおよそ16億7000万円で落札されました。
競売会社のサザビーズによりますと、この絵画はフランスの家族が100年以上所蔵していて、美術館などで公開されたことが一度もないということです。

ローマ教皇庁、戦時報道に圧力 日米和平の仲介難航で緊張 | 共同通信

ローマ教皇庁バチカン)が第2次大戦中、米国と戦争を続ける日本を刺激するような「公平さを欠いた」報道を改めるようカトリック系新聞社に圧力をかけていたことが27日までに分かった。……バチカンが公開を開始したピウス12世(在位1939~58年)関連文書を共同通信が閲覧し判明した。カトリック系メディアが米側に肩入れしているとして日本当局者が中立国バチカンへの心証を悪化させれば、終戦に向けた仲介の妨げになると判断したもようだ。

「聖火リレーの火を消すべきだ」…五輪放映権持つ米NBC寄稿「偽善・危険性・ばかばかしさ浮き彫り」 : 読売新聞オンライン

東京五輪の米国向け放映権を持つ米NBCニュース(電子版)は25日、五輪聖火リレーを取り上げて「聖火リレーの火を消すべきだ」と批判する寄稿を掲載した。
 元プロサッカー選手で米パシフィック大教授のジュールズ・ボイコフ氏の寄稿で、「新型コロナウイルスパンデミック感染症の世界的な大流行)の中、公衆衛生を犠牲にする危険がある」と指摘。福島県からのスタートについても「この儀式の偽善、危険性、ばかばかしさを浮き彫りにするだけでなく、五輪を推し進める日本の問題点を象徴している」と記している。