2021年05月27日のニュース・クリップ

日産、英にEV電池工場: 日本経済新聞

日産自動車が、英国で電気自動車(EV)向けのバッテリー工場を新設する計画であることが26日、分かった。英フィナンシャル・タイムズ(FT)が報じた。英政府は2030年にガソリン車とディーゼル車の新車販売を禁止してEV化を進める方針で、工場新設を後押しする可能性がある。
日産は英北部サンダーランド工場で、日産リーフとEV向けのバッテリーを生産している。FTによると、新たなバッテリー工場はサンダーランド工場内に建設し、中国のエンビジョンAESCが運営する。日産は政府からの財政支援を求めて交渉しているという。

アマゾンは反トラスト法違反--米ワシントンDC司法当局が提訴 - CNET Japan

米ワシントンDCのKarl Racine司法長官が米国時間5月25日、Eコマース最大手のAmazonを提訴したことを明らかにした。同氏によれば、Amazonは同社運営のマーケットプレイスを利用するサードパーティー事業者の商品価格設定に非常に大きな影響力を有しており、それが消費者の購入価格の上昇につながっているという。またAmazonは出品業者が他の小売サイトでより安く商品を販売する権利を奪うことができ、それが反トラスト法に違反しているとしている。……Amazonは2019年に、出品業者が同社のマーケットプレイス以外でより低い価格で商品を販売することを明示的に禁止する契約条項を削除した。しかしRacine氏によると、類似の条項が今でも有効で、それによって実質的にその制約が残っているという。

受精卵の培養14日超も容認、国際学会が新指針…技術進歩受け : 読売新聞オンライン

 世界の研究者らで作る国際幹細胞学会は、人の受精卵を研究する際、培養期間を受精後14日目までとした規定を撤廃し、事実上緩和することを決めた。27日、新倫理指針を公表した。……受精卵の培養制限は「14日ルール」と呼ばれ、各国の法律や指針が踏襲している。受精後14日目ごろ、背骨や脊髄のもととなる「原始線条」という筋が現れることが根拠となっている。
 14日ルールは長年、国際的な規定として存在していた。14日を超える培養が技術的にできなかったということも背景にある。
 だが、米中のチームが2019年、サルの受精卵を20日間培養することに成功したと発表。また、iPS細胞(人工多能性幹細胞)などを使って受精卵に似た細胞塊(受精卵モデル)を作製できるようになり、人の受精卵と14日を超えて比較する研究の容認を求める声が上がっていた。
 同学会は撤廃の理由について、「胎児の初期の成長の仕組みや、不妊の原因を解明する研究の進歩につながる」と説明。一方で、各国が法律や指針を変える場合、「多くの人に開かれた対話を促進することが不可欠だ」と提言した。研究に用いた受精卵や受精卵モデルを子宮に移植することは、禁止している。

大坂なおみ、全仏で会見拒否表明 「アスリートの心の健康無視」と | 共同通信

女子テニスの大坂なおみ日清食品)が27日、パリで30日に開幕する四大大会、全仏オープンで記者会見に応じない意向を自身のツイッターで明らかにした。……テニスでは会見を拒否すると罰金が通例で「“会見するか、さもなくば罰金だ”と言う統括組織は、選手の心の健康状態を無視している」と非難した。

米加メキシコで路線網 鉄道会社で初―カナディアン・ナショナル:時事ドットコム

米鉄道大手カンザスシティー・サザン鉄道(KCサザン)は21日、カナダ同業のカナディアン・ナショナル鉄道に総額約300億ドル(約3兆3000億円)で身売りすると発表した。KCサザンは米中部からメキシコに至る路線を運営。同社買収により、ナショナルは米加、メキシコの3カ国にまたがる路線網を有する初の鉄道会社となる。
 KCサザンをめぐっては、カナダ鉄道大手カナディアン・パシフィック鉄道が3月、250億ドルで買収することでいったんは合意した。その後、加最大手のナショナルがより魅力的な条件を提示し、買収合戦を制した。